製作/公開:1980年
配給:ATG
監督/脚本:大森一樹
製作:佐々木史朗
プロデューサー:佐々木啓 
企画:多賀祥介
撮影:堀田泰寛
音楽:千野秀一
美術:大谷和正
編集:吉田栄子
録音:尾形龍平 
苦悩する医大生達の青春群像
「ヒポクラテスたち」


女優、伊藤蘭の映画初出演作。公開年の1980年はわたし自身においても、とても印象深い。郷里を離れ東京での学生生活をはじめた、そんな頃だ。

高校生時代、映画の好きだった私は、学校帰りに叔父の勤める病院へ映画雑誌を読みあさりに行っていた。その病院の待合室には、いつも新しい雑誌がたくさん置かれており、映画雑誌も数種類あった。人気もまばらな病院は不気味なほど静かで、広い待合室は私1人の読書スペースだった。たまに通りかかる看護婦や医師も顔なじみとなり、たまにコーヒーをくれたり。そんな快適な場所で、私はまだ見ぬ名画に思いを馳せていた。そして、東京に行ったらたくさん映画を見てやろうと決めていた。何せ、私の住んでいた町には映画館はたったの一軒しかなく、掛かっている作品はほとんどが「日活ロマンポルノ」。それはそれで、青春の一ページを彩ってはいるのだが…。
かくして、八重洲や高田馬場の名画座へ通いづめることとなる。
入館料も安く、一日を映画館で過ごすことも多かった。

この作品は蘭さんが出ていることもあり、絶対に見るつもりではあったのだが、当時どうしたわけか見逃してしまっていた。数年後にTVでだか、レンタルビデオだかで、見ることが出来たのだが、みずみずしい感性にあふれた演出やストーリーはとてもインパクトがあったと記憶している。

で、つい先日、同作品のDVDを購入し改めて見てみると…。
何とも、そうそうたる顔ぶれが揃っていることに驚いた。
主演の古尾谷雅人は「日活」作品に古尾谷康雅と言う名ですでにスクリーンデビューを果たしてはいるのだが、事実上メジャー初主演といっても良いだろう。そして、晴れてスクリーンデビューとなる伊藤蘭と内藤剛志に芸達者な柄本明、阿藤海、斉藤洋介らが脇を固める。カメオ出演ではあるが、鈴木清順監督、原田芳雄、そして神様手塚治虫。オールナイトニッポンで人気だった自切俳人。同作品の音楽を担当した千野秀一は、ツナギ姿で登場。

現代の感性からは、当然古くさいのだが。しかし、その時を生きていた自分自身が映し出されていると、気付かされる。
「若者の苦悩」という主題は、在り来たりであまりにベタなのであるが、邦画においては、優れた作品が多いようにも思う。考えるに、若い監督に「好きなように撮ってよい」と言える唯一の分野なのであろう。これは、素直に好きな映画の一本であります。

ドクターヘリ救急外科医 若月灯子
この画像は山上さんのHPで待ち
受け画面用にご用意されている
のをお借りしました。

放送日:2005年8月9日
放送局:日本テレビ系
【企画】酒井浩至  【プロデューサー】前田伸一郎 小林俊一 【脚本】吉田弥生 【演出】小林俊一 
【出演】伊藤蘭 賀集利樹 小野武彦 高橋和也 有沢妃呂子 /篠井英介 /石倉三郎 /荻野目慶子 &その他の皆さん

ドクターヘリ救急外科医若月灯子

2005年8月9日放送
日本テレビ系 火曜サスペンス劇場
『ドクターヘリ救急外科医 若月灯子』

 
長年続いた「火サス」枠では、最後の
出演となったこの作品。
ストーリーは、大学病院のER(救急医療室)に勤める若月灯子(伊藤蘭)が急患の手術を依頼されて、ドクターヘリで桑名の病院に飛んだ。
この患者にはすでに心臓のバイパス手術の形跡が認められる。
手術は成功したが、この患者は病院から姿を消してしまった。このままでは、患者の命は35時間しかもたない。彼はどうやら、ある事件に関わっていたようだ…。

蘭さんの白衣姿は名画「ヒポクラテスたち」から始まり、サスペンスドラマでも数々見ることが出来ましたが、この作品ではまさに「名医」の貫禄さえ漂うような雰囲気があります。しかし、それにしてもあまりにカワイイ。ストーリーはシリアスなのですが、近所の魚屋さんでのやりとりや、カレーパンをほおばるシーンは、とってもキュート。

忘れられない一本です。
「火サス」は、ファンの多いドラマ枠でした。蘭さんの出演作品も多数ありますので、ぜひとも全作品のDVD化を望みます。
山上賢治 共演された、矢野昌彦役でご出演の山上賢治さん。これまでに3本も蘭さんとご共演されています。(うらやましい)
「元建設会社の専属ドライバーで個人タクシーの運転手を経て今はアル中で無職の危険な男を演ってまっせ。」
山上さんの演技も光っています!
山上賢治さんのHP
山上賢治さんのHP
俳優・山上賢治の出演歴・最新出演情報等・BBS(掲示板)もあります。

放送日:2005年1月9日
放送局:テレビ朝日
原作:流石真知子
「おばあさんがやってきた
中年のための老後学入門」

出演:磯野貴理子
白川由美 石田太郎
浅利香津代 斉藤洋介
宝生あやこ 伊藤蘭 他

「おばあさんの反乱〜遺産はだれのモノ?


新春のお茶の間に、優しい気持ちを運んでくれた「チャーミング」で「たくましい」女性達の物語。テレビドラマで癒された、という実感は久々に感じたもの。それは日々トゲトゲしく生きていた自分からの解放?ともかく蘭さんがすごくキュートでした。
物語の中で蘭さんは46歳の主婦という設定です。40歳になっても独身の妹(磯野貴理子)に対して、キツイ言葉であれこれ言ってしまうのですが、その実とても心配している心優しい姉です。
物語は、離れて住む独居老人の伯母の介護を取り巻くストーリーです。このようなテーマだと、重苦しい雰囲気のドラマになりそうですが、全体的に軽妙なタッチで描かれています。これは原作者の「介護の当事者である女性の視点」が活きているのだと思います。老人介護を、当たり前の日常の中でこなしていく、イキイキとした女性を描いたことが、これまでにはなかった視点なのではないでしょうか。
また、キャスティングもとても良いと思いました。
宝生あやこが「カワイイおばあちゃん」を、白川由美が「しっかり者の母」を貫禄十分に演じています。そこに次女=「おっちょこちょいの独身フリーライター」を磯野貴理子、長女=「口は悪いが正義感の強い主婦」伊藤蘭。それぞれが持ち味を十分に発揮していたと思います。
なかでも、蘭さんが、伯母が入院した病院の院長に啖呵を切るシーンはとてもかっこよかったです。
ともあれ、誰も傷つかない、死なない、時刻表トリックもないドラマが少なくなっているいま、本当にホッとする良質のドラマだったといえるのではないでしょうか。ぜひ、再放送を望みます。


放送日:1993年1月19日
放送局:日本テレビ
「火曜サスペンス劇場」
原作:小池真理子

出演:伊藤蘭 永島暎子
古尾谷雅人 潮哲也
市川森一 他

「懐かしい骨」


早紀子(伊藤蘭)の実家の物置から20数年経った女性の白骨死体が見つかった。当時、早紀子は家族4人暮らし。今は医師だった父(市川森一)も母(永島暎子)もすでに亡くなっている。早紀子は白骨死体を母の友人・美和(早乙女愛)のもの、兄(古尾谷雅人)は当時病院の受付をやっていた圭子のものだと推測していた。ところが、警察から圭子が生きているという知らせを聞いた早紀子は、その圭子から園江という女性の存在を知る。小池真理子の原作のミステリーをドラマ化。

このドラマは1993年、日本テレビ「火曜サスペンス劇場」で放送された作品です。
この頃の「2時間ドラマ」は、良い原作・良い俳優陣の起用で、各局しのぎを削っていました。ですから記憶に残る名作も数多くあります。この「懐かしい骨」もそんな名作のひとつです。


蘭さんにゆかりの人たち

この作品には今は亡き古尾谷雅人さんが兄役で出演されています。蘭さんとは1980年「ヒポクラテスたち」で初共演、その後も何本か共演されています。古尾谷雅人さんは「ヒポクラテスたち」のあと角川映画の「スローなブギにしてくれ」を好演。片岡義男原作のヒットや南佳孝が手掛けた主題歌もヒットしたことでもセールス的にも成功した作品となり、俳優古尾谷雅人の存在感をさらに強くアピールしました。
さて、古尾谷雅人さんはこの作品の中で、ナント大学生(!)〜40歳代までを演じています。しかし、さすがです。大学生に見えます。
また、もう一人蘭さんと深い縁のある方、父親役の市川森一氏。脚本家である彼が何故出演を?そもそも伊藤蘭が女優デビューを果たした作品が市川森一脚本による「日曜劇場 春のささやき」でした。市川森一氏はその後も、たびたび伊藤蘭を起用し、沢山の名作を生みだしています。そんな縁からのご出演だったのでしょうか?ただし、この作品の重要なコンセプトでもある「自分の知らない両親の本当の姿を追い求める」を効果的に表現するため、現在の早紀子「伊藤蘭」と父・母が同じ画面に登場することはありません。少女時代の早紀子は服部ジュンさんが演じています。でも、セーラー服姿の蘭さんを見たいと思ったのは私だけではないはず!

女性のメイクは時代を映し出す鏡だ!

物語は閑静な町の、庭木の立派な家へズーミングしていきます。そしてこの家の表札。年季が入った風合いで、この家は4人家族であることを教えます。耳を澄ますと掃除機の音。カメラは室内の人物を捉えます。古くてがらんとした家の中を掃除している蘭さん。きれいな黄色のエプロン姿です。アップになったときの蘭さんの顔を見て思いました。「美しい…」でもさすがに10年以上前だとメイクが今のテイストとはずいぶん違って見えますね。
80年代の極太眉への反発から細眉に移り変わるちょうど過渡期ではないでしょうか。印象を軽くしていこうとする眉に対して眉根から鼻筋へのシャドウで眼腔の彫りを深めて見せる80年代の手法。この違った年代のテイストが混在している、まさに90年代前半のメイクといえるでしょう。
そんな印象的なアイメイクで蘭さんの目の演技がますます光ります。

その美脚、もっと見せてくださいね!

それにしてもまあ、蘭さんの足の美しいこと!最近の出演作品は和服が多いのでちょっとがっかりしてましたが、確かに和服の蘭さんっていいんですよね。でも、ミニスカートやジーンズ、革パンツなんかの蘭さんを観てみたいです。ぜひとも、ハードボイルドな役柄なんかにも挑戦して欲しいです。たとえばレザージャケットでバイクに乗り犯人を追いつめる刑事とか、ヘビィメタルが趣味のお茶の先生とか。とにかく落ち着いたイメージだけじゃなくワイルドな物やコメディ物など、いろんな蘭さんを見せて欲しいです。


これぞお宝映像だ!キュートです。

この作品の中では、蘭さんの笑った顔があんまりないんです。もちろん、ドラマのテーマから言うと大笑いする場面は不要なのかもしれませんがホンの一瞬、回想シーンの中で輝く笑顔が観られます!それは結婚式の記念撮影。真っ白なウェディングドレスを着て母に向かってお茶目にピースサイン!もの凄くかわいらしくてキュートな笑顔です。最高です。

さてさて、このサイトを立ち上げてから伊藤蘭さんの映像を改めて観ているわけですが、本当にいい芝居のできる女優さんです。美しくて、幅広い年齢、役柄を見事にこなす力量は、並ぶ人がいないと思わせるほど際だっています。そして、未だ見ぬ新たなイメージをまだまだ隠し持っている、そんな風に感じました。


放送日:2005年1月3日
放送局:テレビ朝日
「人生の楽園」
新春スペシャル

































































人生の楽園」で垣間見えた蘭さんの人生観。
一杯やっかぁ?蘭ちゃん!


いつもはナレーションだけのお二人が新春スペシャルということで石垣島へとやってきました。美しい島は、お二人にどんな人生の楽園を見せたのでしょうか。差し向かいでちょっぴり昔話をされてました。
さて、オープニングは美しい海をバックに西田敏行さんと蘭さんが元気良く登場。なんだか、「みごろ!たべごろ!笑いごろ!!」を思い出してしまうのは、私だけではないはず。思わず「カバ大将〜!」って叫びたくなりますね。それにしても、蘭さん若々しいです!

番組は進んで、石垣島で第2の人生を始められたご夫婦の話を聞いて、西田さんも自分の人生を振り返ってみたくなったそうです。
突然、大きな声で「一杯やっかぁ?蘭ちゃん!」
「はいはい。おつきあいしましょう」と蘭さんの返事。

ほの明るい、優しい照明の中、琉球料理を挟んでお二人の会話。
蘭さんが西田さんにお酒をつぎます。

西田:もう、思い出しますね、あのキャンディーズのランさんの頃ね
蘭:ああ、懐かしいですねぇ
西田:私も、ご一緒させていただきました
蘭:そうです…

西田NA:実は、私、20数年前から蘭ちゃんと一緒に仕事してました。そんな気安さもあって、語り明かしちゃいました。(画面はキャンディーズと西田さんが舞台に立っている「みごろ…」の写真)

西田:キャンディーズでデビューされた時は、おいくつだったんですか…
ってきくのはアレなんですけど…
蘭:うふふ、18ですね。17、18。
西田:10代だったんだ

(ここからは、蘭さんの思い出の写真と西田さんのナレーションで構成)

西田NA:東京生まれ、東京育ちの伊藤蘭さん。(お母さんのひざに座っている赤ちゃんの蘭さんの写真にズーミング)
中学時代から、演劇部。ヒロインを演じることが多かったそうですが、カワイイですね。(演劇部の集合写真の真ん中にいる蘭さんにズーミング)
で、18歳の時にキャンディーズで、デビュー。あっという間に日本中のアイドルになりました。(ランちゃんのアップから、ラン、スー、ミキの写真へ BGM:春一番)
スター街道を駆け抜けた4年半。しかし、突然、キャンディーズは解散。(ライブのステージに立つラン、スー、ミキ)
あのランちゃんの言葉、皆さん、覚えてますよね。

(ここから、再び琉球料理のお店です)

西田:普通の女の子に戻りたいっての、あの…
蘭:すいません。(小声で。笑いながら少しうつむく)
西田:流行語大賞ですよ、当時でゆったら。
蘭:(笑いながら)うん、うん(うなずく)
西田:ほいでもう、みんな飲み屋行ったら「普通のオヤジに戻るんだ!」とかね。
蘭:いやあ、ははは。
西田:もう、みんな普通に戻りたがってた、時代だったじゃないですか。
蘭:はい
西田:普通に、ちゃんと、戻れたんですか?
蘭:気持ちとしては、まあ、なんとなく、スタートに立ったという感じですかね。初めての自分の人生を行きるための。
西田:蘭さんにとって、人生の大きなエポックメイキングになったのは何ですか?
蘭:やはり、絶対結婚しないと思っていた私が結婚できたっていう。うふふふ。家族が持てたことでしょうか。
西田:結婚できないと思ってたの。
蘭:そうですね。
西田:皆さんご存じと思いますけど、ご主人は水谷豊さんですからね。
やっぱり同業っていうか、俳優さんでらっしゃるから。
(テロップ:「長女の入学式」3人並んだスナップ写真)
蘭:はい
西田:結婚はどっちから申し込んだんですか?
蘭:うふふ(笑いながらも、恥ずかしそうにうつむく)
西田:水谷さんから…
蘭:もちろんそうですね、私は…
西田:彼が、結婚しましょうって言ったんですね?イイっすね…
で、ハイって言ったの?ウンって言ったの?(蘭さんますます恥ずかしそう、収録スタッフからも笑いがでる)
どんな風に答えたの?(蘭さん、爆笑。のけぞりながら顔を上げて西田さんを見る)
…ごめんなさい、ちょっと、(西田さん、目にためた涙を拭く仕草)
嫉妬めいたものが…、あるかもしれませんけど。
ハイって言ったの?
蘭:(笑いながら)私ばっかりじゃなく、西田さんはおいくつで結婚されたんですか?

西田:えっと、27の時ですね…

このあと、蘭さんのナレーションで西田さんが福島から上京し、青年座に入り、役者としての人生を歩み始めた話。


蘭:ここへ来て思いますけど、家族が居るのと居ないとでは凄く…
西田:私ねぇ、ついこの間、病気で倒れたじゃないですか。心筋梗塞で…
蘭:そうでしたね
西田:その時にね、ちょっと意識がもうろうとしている時に、心配げな目が六つ…、妻と娘ふたりが、じぃーと見つめてくれている目線を見たときに、はあ、家族っていいなぁと心から思いましたね。
蘭:ホントですねぇ
西田:ええ…

お二人とも「家族に支えられている」という喜びを噛みしめた夜でした。

さて、番組もエンディング。美しい砂浜を歩く西田さんと蘭さん。
優しい浜風が蘭さんの髪を揺らします。腕をまっすぐに上げ、のびをして、海の空気を胸一杯吸い込んだ様子。傾き始めた日の光に輝く蘭さんの顔は、とてもキレイでした。


放送日:2001年10月24日
放送局:テレビ東京
女と愛とミステリー
原作:西村京太郎
「優しい脅迫者」

出演:伊藤蘭 佐藤B作
斉藤洋介 石野真子
ベンガル 朝丘雪路
ケーシー高峰 山村紅葉
山上賢治

脅迫者」哀れで、切ない。そんなサスペンス。


国子は夫を亡くして10年。夫と始めた理髪店で女手一つで一人息子を育て上げた。ある日、怪しい男が店を訪れる…。
この国子を蘭さんが演じてます。 


ミュージカル「ザ・近松」
VIDEO
VHS 2本組 ¥15,000
お問い合せ

http://www.co-colo.com/

脚本:横内謙介
演出:大谷亮介
音楽:野田晴彦
出演:沢田研二 伊藤蘭
    高嶺ふぶき
    その他

稀代の舞台女優、ここに結実。


舞台女優として精力的に活動を続けてきた伊藤蘭の魅力がいっぱい!
舞台公演の映像ソフトはきわめて貴重です!
ABCミュージカルとして1994年に、大阪近鉄劇場で初演。そして、ついに1999年2月に、花のお江戸へ上陸。 日比谷の日生劇場で1ケ月公演が行われた。 近松門左衛門の原作を根底に、現代人の眼でとらえなおし、音楽的には邦音と洋楽をクロスオーバーさせた革新的な作品。沢田研二は「オニハチ」と呼ばれる金貸し八右衛門を演じ、その女房役 には、元宝塚の高嶺ふぶき。金にしか興味がない八右衛門が入れあげる芸者お初に、伊藤 蘭。その芸者お初と八右衛門は過去に接点があった。そこから物語は意外な方向に。上演時間は約3時間。完全収録。第一幕 95分  第二幕 85分の、2本組。 ハイビジョン撮影により、ラストの雪のシーンは圧巻!!
ともかく、芸達者な出演者達の中にあっても、蘭さんの妖しくも美しい花魁の鬼気迫る演技は凄いです。この作品を最後に、舞台の仕事はされていませんが、いつかきっと演ってくれたらいいな、と思います。その時は、ぜひとも客席で生の迫力に触れてみたいです。


鈴木蘭?いえいえ、SUZUKI蘭












連続テレビ小説 こころ 総集編
DVD-BOX
好評発売中!
出演:中越典子 伊藤蘭
その他

伊藤蘭の、カレーなる和の世界。


もはや女優として円熟の域に達した伊藤蘭。そのしなやかで凛とした雰囲気は高潔な透明感さえ醸し出しています。さらに、ここ最近「和服」のイメージが強く、ますます落ち着いた魅力が全面に出てきたように思います。伊藤蘭と和服。その運命とも言うべき出会いを探ってみましょう。

伊藤蘭=鈴木蘭?現在に続く、和服イメージはこの時から!?

1982年頃のSUZUKIのスクーター「蘭」のカタログ。この当時、バイクメーカー各社はスクーター市場で熾烈な争いをしていました。もとはといえば、HONDAがソフィア・ローレンを起用した、「ロードパル」で手軽でオシャレなバイクという市場が脚光を浴びます。それを見たYAMAHAは、足を揃えて乗れるいわゆるスクーター「パッソル」を日本的女性の代表とも言える八千草薫で打ち出してきました。その後、ジュリアーノ・ジェンマ、マイケル・ジャクソン、明石家さんま、渡辺貞夫、一世風靡セピア…。などなど、時代の顔とも言える、そうそうたる顔ぶれがHONDA、YAMAHA、SUZUKI各社のイメージキャラクターとして起用されます。折しも、バイクブームが巻き起こりはじめた80年代の「SUZUKI 蘭」は、完全に人の名前っぽいネーミングで印象に残るモデルといえます。さて、このカタログを見ますと、「SUZUKI 蘭なら和服でも乗れます」を表現したものなのでしょう。TVCF、雑誌広告、パンフレットとそれぞれ違う装いで4スタイルありましたが、和服はこの最初の展開だけでした。

アイドル時代、着物は一人では着られませんでした。

1970年代後半、「平凡」や「明星」のお正月スペシャル記事向けにアイドル達が振り袖姿をお披露目していましたね。まあ、お正月の晴れ着ということで、本当の意味での和服美人とは言えないのかもしれませんが。それにしても「おせちもいいけど、カレーもね!」って言うフレーズは、僕の心に永遠に刻まれてます。だって、元旦の夕食には、もうすでにカレーが食べたくなりますから。この頃のコマーシャルってもの凄い影響力がありました。あと、番外編としては、サンヨーの「ブラックシャーシお正月CM」では3人が「紋付き袴」で登場するコミカルな演出が記憶に残っていますね。いかにキャンディーズがコメディエンヌの要素を持っていたか、ということでしょうか。
それから先日、古いビデオの中にキャンディーズの面白いコメントを発見しました。それはファイナルカーニバル間近に収録された、NHK出演としては最後の「昼のプレゼント」で、ファンを前にクイズを出題するコーナーがありました。スーちゃんが出題します。「問題です。3人の中で着物を一人で着られる人はだ〜れ?」という問題の答えは、「誰も着られません!」でした。



さて、時は移り変わり、左上は2003年、NHK連続テレビ小説「こころ」の制作発表の風景です。(右端)もう、何も言うことはありません。貫禄さえ漂っています。

おまけ。あんまり素敵だったので。

これは、今年2004年の6月まで放送されていた、TBS「新しい風」の公式HPにあった、キャスト紹介の蘭さんのページ。そのメイン写真があまりにも素敵だったものですから、模写したものです。それにしても艶やかな微笑み。このところの和服の装いの中でもこれはダントツです。描いててこれほどウキウキしたのは久しぶりのことでした。本当の写真の着物は、銀色です。


 
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