以外にも早くその日は訪れました。
「MOTO GUZZI V11 SCURA 2002年式」を見つけたのです。
これは、前のV11のマフラーでお世話になった「グッチーノ」のデモ車両でした。つまり、いろんなパーツがてんこ盛りになっています。落ち込んでいた私を不憫に思ってくれたからなのでしょうか、かなりのお買い得車両として売りに出されました。(真相は確かめていませんが)
こうなりゃ、話は早い。早速電話。
あれよあれよと、いう間に話は進み、晴れて成約!
11月のはじめに盗まれ、年の瀬も押し迫った12月28日。
再び、私はMOTO GUUZIに乗ることが出来ました。
「グッチーノ」様、お忙しい時期にわざわざお届けいただき、ありがとうございました。

これが、ノーマル状態のSCURA。
色は、オートバイとしては珍しい、つや消しの黒です。

さて、早速じっくりと観察。2002年V11 Sportの限定600台のみのモデルとしてこのSCURAは登場しました。
もちろんV11 Sportをベースとしていますので形はほぼ同じです。小さいが風防効果の高いカウルが付けられていることが外観上の大きな違いとして挙げられます。各部の色も変更を受け、特に黒い結晶塗装が施されエンジンが、全体に引き締まった印象を与えます。フロントフェンダー、セルモーターカバーおよびタンクパッドはカーボン製とされています。そして遠くからでも一段と目を引く、金色に輝くフロントサスペンション。超高性能なことで有名なスウェーデン製のパーツです。もちろん、リアにもオーリンズ製のサスペンションがつけられています。うれしいことに「グッチーノ」で販売されているスペシャルパーツが随所に取り付けられ、特にマフラーはV11 Sportにも付けていたのと同じメーカーのもの。音質はもちろん最高です。さらに、SCURA独特のつや消し塗装から微妙なフレーク配合がされた艶やかなメタリックブラックに塗り替えられています。

上は、ノーマルV11Sport。色が違うだけでも印象ってずいぶん変わりますね。もう、手を入れるべき箇所がないほどの完成度です。正直SCURAのつや消しってどうなの?と思っていましたのでこの塗装にはとても満足しています。

さて、外観上の違いは色々あるのですが、気になるエンジンフィーリングと、数々の仕様変更を受けたフレームが走りにどのようの変化をもたらすのでしょうか?まずエンジンフィーリングはアイドリングさせた時点で違いが分かります。言葉で表現するのは難しいのですが、良い火花でしっかりと燃焼している感じとでも言えばよいでしょうか、トルク感を感じる力強さがあります。さらにマッピングも変更されたECUのおかげか、ピックアップも鋭く、とても古典的エンジンのものとは思えません。走り出せば、V11 Sportとは全く別物だと言えます。もちろん、高効率のマフラーも一役買っているのでしょうが、低回転時からトルクの谷もなくレッドゾーンまで一気に吹け上がります。例えるなら、V11 Sportの表情豊かなエンジンフィールはそのままに、パワートルクともかなり上乗せした、そんな印象です。走行性能についてもシャーシーに施された改善がかなり効いており、コーナリング時に高い剛性感を感じます。その結果サスペンションに課せられた仕事量は当然増えているのですが、オーリンズがシッカリ受け止めているので、V11 Sportで時に感じるヨー方向へのねじれ感が全くと言っていいほど無くなりました。それにしてもオーリンズは、素晴らしいものです。何が凄いって、どんなシチュエーションにおいても「何事も起きない」のです。
このSCURAはもう、種牛なんてよんじゃいけません。
「ちょっぴり太めのサラブレッド」こんな感じでどうでしょう。

V11 Sportから約2cmほどステアリングヘッドが伸ばされました。結果その分ハンドルが遠くなったようです。となればやはりアレしかないですね。
また「スープアップ」で作ってもらいました。高さはほぼ同じで手前に、さらに絞り角とタレ角を大きくできるので、リラックスしたポジションでとても乗りやすくなりました。なんだか景色まで違って見えるのは不思議です。

そして、これが現在の状態。いじれるところはあまりないのですが、以前のメーターバイザーが凄く気に入っていたので、またビューエル用のものを付けました。ただし今度のはカーボン製。やっぱSCURAにはこれが似合うと思います。そしてお約束のゼッケンスペース。今度のは全体バランスを考えてシルバーで作ってみました。シートカウルはFRP製でノーマルよりとても軽いものです。さらには、LEDのテールランプが埋め込まれ、リア周りがとてもスッキリとしました。
え?やっぱり分かりました?そうです、アンコ抜きしました。
よっぽど足が短いのかって?
そうですよっ!

再び始めたオートバイライフ。しかし、盗難のショックは想像以上のものでした。一度は真剣にもう、やめようとも思ったりしたのですが、これでやめちゃ、男がすたるってもんでしょ。
だけど、こういうことって家族の理解がないと出来ない事だと感じました。とりあえず「かあちゃん、ありが…」やっぱ、やめとこう。
あんまりいい気になられても困るからな!
だけど、美味いマグロ食いに行こ!


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最後のオートバイ。

イタリアの種牛。

いぢれるところ、無いじゃん。

悲劇は、突然に。

モウ、種牛って呼びません。

春一番。