V11とのオートバイライフは本当に充実した毎日でした。女房も後ろに乗ることが楽しみになっていましたし、子供達も、洗車を手伝うのが楽しいようでした。もはや、V11は大切な家族の一員となっていたのです。しかし、V11は別れも告げずに忽然と姿を消したのです。
出張先では、忙しいこともあって気が紛れていたのですが、帰国し家に近づくにつれ、絶望感がリアルさを増していきます。
そして、ガランとしたガレージが、私を打ちのめしました。
V11が盗まれたことをネットで知り合えたGUZZI仲間に伝えると、本当に沢山の方から励ましをいただきました。そして、日本全国のGUZZIを扱うショップにも「不振車両を見かけたらお知らせください」とご連絡したところ、やはりたくさんの励ましのメールを頂戴しました。見ず知らずの私なのに、恐らくこれから先お会いする機会もないかもしれない私なのに、本当に親身になって、犯人を憎み、勇気づけていただけました。この時に頂戴したメールは私の「宝物」として、いつまでも残していきたいと思っています。
この場を借りて、皆さんにお礼を言わせてください。
本当に、ありがとうございました。
GUZZIはメジャーなオートバイとは言えませんが、だからこそ仲間としての意識が強く絆をつないでいるんだと感じました。
そして、私は強く思いました「もしも、この次があるのなら、その時もやはりGUZZIに乗ろう」と。
意外なことに女房ですらGUZZIを懐かしみ、そしていつかまた乗りたいというのです。本当に私は幸せ者です。経済的な困難もありますが、このまま引き下がっていては、盗んだ者に負けてしまうことになります。
また、オートバイを探し求める日々が始まりました。しかし、今度は迷いはありません。大柄だけど、野暮ったいところもあるけれど、生き物のような佇まいと味わい深いエンジンを持つMOTO GUZZI。
これこそが、私の求めるオートバイなのです。(だけどやっぱり新車は無理です)