2007年09月03日
機材の改造 その7 大判・中判カメラを研究してみる

image:FUJIFILM DBP for GX680
NIKON BP-4 + SIGMA 28mm F1.8改によって、アオリという新たな撮影方法の可能性が見えたわけだが、ならば本家本元である大判・中判カメラのことも研究の対象とすべきなのは当然の流れである。まず大判カメラといえば、4×5(しのご)と言われるビューカメラが思い浮かぶわけだが、何しろ機材がでかい。おまけにピントグラスに写る被写体は上下左右が反転したもので、かぶり布をしなければまともに見ることもできない。また撮影の手順も複雑で、フィルムも一枚ずつ装填しなければならない。
とても私に扱える代物ではない。しかし、撮り上がったポジフィルムにはとんでもない情報量があり、これをドラムスキャナで読み込んだデータには比肩するものがない。また、カメラ本体にはアオリによって被写体をかっちりと撮り上げるための機能や工夫が満載であり、大いに参考になる。メカニズムとしては意外に単純で、前後左右および上下の移動と回転の動作を組み合わせただけだ。ただし精度と操作感が重要で、大判カメラの価格差はほとんどがこの部分の出来の善し悪しに関わっているのだと思う。レンズには絞りとシャッターユニットが組み込まれており、レンズボードさえ用意すれば使えるレンズは非常に多い。続いてブローニー判のフィルムを使用する中判カメラだが、ハッセルブラッド、MAMIYA RB/RZのシリーズ、古くはBRONICA、PENTAX 67等が思い浮かぶ。以上は6×7(cm)だが、MAMIYA、PENTAXでは6×4.5(cm)判のカメラが存在する。ちなみにMAMIYA ZDは2130万画素のデジタルカメラであり、同社のMamiya645AFレンズ群を使用する。
以上は、単体ではアオリ撮影はできない機種だが、FUJIFILMのGX680IIIは標準でアオリ機構を備えたカメラである。(GX680IIISはのぞく)このGX680IIIは中判カメラのボディの先端に4×5カメラのフロントスタンダードを小さくしたものを取り付けたような形となっており、用意されるレンズ群とは蛇腹を介して結像する。さらには有効画素数2068万画素のデジタルバックも用意されていたが、需要家渡し標準価格2,380,000円(税抜き)と、大変な価格がついていた。大体、需要家渡し標準価格ってなんのことでしょうか?なお、このデジタルバックは2006年12月をもって出荷を終了している。
投稿者 天一郎 : 2007年09月03日 00:56
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