2007年09月13日
ステッチングマシンを作る その2 まず何が必要なのか?

image:撮像面積および必要な移動量と元気なお姉さん達
前の記事では、大きくカメラを移動したときに発生する「ケラレ」の問題について触れたところまでだが、この問題についてはある程度の回避方法もあるように思っている。例えば、レンズの中心、いわゆるノーダルポイントを中心として撮像面を円運動で移動させるとか。ただその場合、レンズ設計時の収差を回避する設定を反故にしてしまう可能性もあるわけだが。いずれにしてもデータを収集できる、しっかりとした機材を早急に作る必要がある。ベースとなるのはNIKON PB-4が良いだろうと考えている。このPB-4にカメラを安全に水平垂直に移動させる部品を付加する。まず、移動量はどれくらい必要なのだろうか。4×5サイズをターゲットとするならば横5列、縦6列の計30カットが必要で、その際横方向に92mm、縦方向に75mmを確保しなければならない。もちろん縦位置でも記録したいのであれば、両方向へ92mm移動できなければならない。

早速手持ちの機材を眺めてみると、水平移動にはマンフロットのスライディングプレートが使えそうである。私が持っているものはロングプレートと呼ばれるもので、プレート自体は200mm程の長さがある。移動量は160mm程あるので十分だ。

残るは垂直方向への移動であるが、残念ながら手持ちの機材の中にはこれだ、というものがなかった。ネットでいろいろと調べてみると、ラボジャッキなるものが精密で作りもしっかりしているので良さそうだ。この2つを組み合わせれば、機能的には要件を果たすだろう。しかし、如何せん価格的な問題がある。ラボジャッキはあまりに高価だ。それに元々微動装置なので1cm持ち上げるためにはノブを何回転もさせなければならない。またラボジャッキと同様に2軸ステージというものもあるのだが、やはり微動装置であるため92mmというスパンを有してはいなかった。
いろいろと調べた挙げ句、写真機材でマクロスライダーというものがあることを知った。これは前後左右にカメラを移動させるものだが、これを立てて使えばいけるかもしれない。で、早速オークションで入手してみた。

現物を前にしばらく頭を抱えた。確かに縦横への移動には使えそうであったが、カメラの取り付け方法やPB-4との折り合いがつかない。こうなったら一から作るしかないのかもしれない。
投稿者 天一郎 : 2007年09月13日 23:05
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