long_logo2.jpgartwork.jpgichioku_on.jpgippin.jpg 目指せ一億画素!: 画素数にこだわる理由 その4 足りない解像感は描くしかない

2007年08月20日

画素数にこだわる理由 その4 足りない解像感は描くしかない

camera_4.jpg

Left:4×5からドラムスキャナでデジタル化 Right:1000万画素クラスのデジカメの画像にPhotoshopで修正を加えた

普通コンピュータ上で写真を鑑賞するだけならば理論上72dpiの解像度で事足りるわけだ。しかし印刷には350dpiの密度が必要とされる。もしもPhotoshopなどの画像編集ソフトにピクセルを拡大して表示する概念など無ければ、これほど躍起になってピクセル単位で絵を追い込む作業も必要ないのかもしれない。しかし、目の前には拡大されて無惨なノイズにまみれた画像データがあるのだ。グラフィックデザイナーであれば、これを見逃すことはできないだろう。こうして苦難の作業が始まる(笑)。
もちろんこれらの作業は「デザイナーの自己満足」のためにやっているわけではなく、仕上がりに歴然たる差が出るのだ。未修整の状態では解像感だの空気感だのと言えるようなものではない。
結果は上の写真データを見ていただくとして、このような作業を画面全体に施していく。この時に必要なのが現場で同時に撮った資料写真だ。対象がクルマならば、要所要所のディティールをなるべく高精細に押さえておく。それを参考にしながら描く作業を進めるわけだ。
ひょっとしたら、これは既に写真ではないのかもしれないと、時々思う。もしかしたらリアルイラストレーションと呼んだ方が良いのか。いや、そもそもデジタル化された画像データは写真なのだろうか?
前述したとおり、3600万画素クラスのデジタルカメラが一般化されるまではこのような作業が必要なのだと思っていた。4×5や6×7の大・中判カメラにデジタル一眼レフを取り付けるシステムが存在することを知るまでは。
次から「機材の改造」カテゴリーへつづく

投稿者 天一郎 : 2007年08月20日 16:52

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